隙間時間は、お子さんの能力開発に最適

生活の中で、お子さんとの隙間時間って、ありますよね。

オフロの時間、車や電車での移動時間、はたまた、遊園地のアトラクションの待ち時間など。

この時間を無駄にするのはもったいないです。

なぜなら、隙間時間こそ、お子さんの能力を伸ばすのに最適な時間だからです。

今回は、どこでもできる、「記憶しりとり」をご紹介します。

このトレーニングでワーキングメモリと想起の能力を高めることができます。

ワーキングメモリとはどんな能力か

 ワーキングメモリとは、心のメモ帳とも言われ、作業に必要な間だけ、記憶していたり、記憶している情報を、活用できる力です。

 ワーキングメモリが弱い子は、ちょっとの刺激(妨害刺激)で記憶していたことが分からなくなるので、話を理解するのも難しくなったり、集中力も続かなくなります。

 ワーキングメモリは近年の研究で、学習能力と深い関わりがあることが知られています。

なぜなら、ワーキングメモリが高まると、脳の中で情報をうまく扱えるようになるので、思考力が高まるからです。

想起とはどんな能力か

 想起とは記憶したことを思い出す力です。

記憶する力と思い出す力は、ごっちゃにされがちですが、別の能力です。

たとえば、忘れていたと思ったのに、ちょっとしたヒントで思い出すことはありますよね。

本当に記憶できていないのなら、ヒントがあっても思い出せるはずはないのです。

これは思い出す力の問題です。

もし、お子さんが覚えたことを、すぐ忘れたり、突然思い出したりと記憶が安定しないように見えるなら、それは記憶出来ていないのではなく、記憶を意識上に取り出す力、すなわち想起が弱いということなんですね。

記憶しりとりで、ワーキングメモリと想起をトレーニングしよう!

記憶しりとりでは、ワーキングメモリ(言語性)と、想起の力をトレーニングします。

 普通のしりとりはご存知ですよね。

ただし、記憶しりとりが少しルールが違うのは、今まで出てきた、しりとりの言葉をすべて復唱するというところです。

こんな感じです。

 1回目 りんご

 2回目 りんご、ごりら

 3回目 りんご、ごりら、らっぱ

 これをお互いに限界まで続けていきます。

この場合、しりとりを考えるという行為や、復唱するという行為が妨害刺激となります。

妨害刺激とは、記憶を失わせるような、刺激や雑念です。

このトレーニングで、妨害刺激に負けずに記憶を保持するワーキングメモリが鍛えられます。

 また、しりとり自体が、想起のトレーニング効果があります。

 更に、記憶しりとりは、記憶したことを毎回となえる時には、唱えた前の言葉が呼び水になって、次の言葉が想起されます。

それまでは、ほとんど意識に無いのに、次の言葉が出てきます。この、ワーキングメモリと想起の体験を、体感してみてください。

それでは、楽しく、有効に隙間時間が使ってくださいね。

ワーキングメモリと関係推理能力を鍛えるトレーニング

関係推理とは、情報を関連付けて推理する力です。

算数の文章題を解くには、絶対に必要な力です。

ワーキングメモリを伸ばしながら、関係推理能力を伸ばす方法もご紹介しておきます。

ただ、ユーチューブの撮影を始めた当時のものなので、撮影技術も稚拙で、顔出しすらしておりません(笑)。

娘も出演しており、内田的には思い出深い動画です。

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投稿者プロフィール

内田 雄二
内田 雄二
発達障がいの子どもを天才に輝かす専門家。
上郷個別教室GIFT代表。

今まで直接教えてきた生徒は2000名以上。認知能力トレーニングと支援教材という、独自の手法で、発達が気になる子ども達の能力開発を行っている。

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