
彼の大好きなポケモンを活用
お日様の日差しが、少し強くなったように感じています。
春ですね。
室長の亜紀恵です。
この度は、GIFTに通室してくだっているご両親の「こどものうまい促し方」についてシェアします。
通ってくださっている生徒さんは、まるで布袋様のような笑みをいつも見せてくれるし小学生です。しかし、少しぽっちゃりしているので痩せて欲しいと望んでおられます。
そこで、お母さんが彼を朝の散歩に誘ったのですが、誘い方がうまい!! 彼の大好きなポケモンを活用されて、スマホにポケモンGO!のアプリを入れて彼を誘ったのでした。もちろん、彼はその誘いにのって、楽しく登校前に散歩が定着しました。
「横浜市栄区ロードレース」の大会出場
そして12月に翌年の目標を考えるようになり、彼はお父さんとともに3月に行われる「横浜市栄区ロードレース」の大会出場を決めたそうです。しかし、毎朝の練習は厳しいですよね。そこで、彼への日々の練習の促し方が、これまたうまい!!(以下、お母さんの情報)
絶妙な促し方
①とりあえずは、なるべく嫌がらない/苦手意識を持たせないようにだけ注意して、少しずつ慣らした。
初日はポケGOの延長でレースコースを散歩するだけ
→翌日からも数十メートルだけ走って残りは散歩→少しずつ走る距離を延ばす(〇〇の標識まで)
→自分でどの標識まで走るか決めさせる。
②自分で距離を選べるようになると、怠けて短距離指定するようになったので、ご褒美を用意した。△標識まで走ったらポケカゲット!3日続けたら更にボーナス!など。
欲しいポケカを聞いてあらかじめ10枚くらいストックしておき、走れたら帰宅後すぐにご褒美をストックの中から選ばせる。
③体重減の効果を強調した。以前から毎朝体重を記録していたが、1月中旬から体重が減り始めた。目に見えて効果を実感でき、モチベーションアップにつながった様子。(折れ線グラフを作っておられる!)
④無理しない。寒すぎる平日はお休みしてOK。寝坊した朝はレースコースまで行かず、学校(近所)の周りを走ればOK。休日は暖かい日中に行く、など。
*ちなみに学校周囲を走るのは、4辺(角を曲がる)になってて気持ち的に走りやすいらしい。レースコースは直線距離が長くて心が折れるので。
⑤走って帰ってきたら褒めたたえる。
との内容で日々取り組まれています。
彼がどや顔
先日体重の減りが目覚ましかったとのことで、GIFTのドアを開けるや否や、「すごい報告があるんだよ。」と、彼がどや顔で教えてくれました。 日々の記録は、折れ線グラフにして視覚情報として伝えておられます。
お母さんは、この取り組みが自発的な運動につながってくれたら…と言われています。そうでなかったとしても、彼の自信はしっかりと蓄積されることでしょう。
何かを継続するということは、こども一人のがんばりでは難しいですよね。
それをお子さんの様子を見て、少し緩めつつがんばりを目に見える形で称えつつ取り組まれている様子は、本当に素敵です。
もしよかったら、学習の取り組ませ方や運動の取り組ませ方として参考にされてみてください。
投稿者プロフィール

- 特別支援教諭。元、公立中学校の教員。公立中学校での教員生活17年間の内、12年間を特別支援学級の教員として務めた。上郷個別教室GIFTのスタッフ兼、同教室の保護者会を主催している。趣味は神社仏閣巡りとパン作り。
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