漢字の覚え方も、その子によって向き不向きがある。

子どもの能力には、強いところと弱いところがあります。

例えば、情報の耳からの入力が強い子もいれば、目からの入力が強い子もいるのです。

その子の特性に合わない学習方法を使えば、当然効果が無く、子どもにとって苦痛です。

特に発達障害の傾向がある子は、その子の強い能力を活かすのが肝要です。

今回紹介する、語呂合わせは、耳(言語)の入力と理解力が強く、目(視覚)からの理解や記憶が弱い子に向く学習方法、漢字記憶術です。

※誰にでも向く学習方法ではないことに注意

昔、お母さんも年号を語呂合わせで覚えませんでしたか。

「いいくに(1192)作ろう鎌倉幕府」みたいに(笑)。

英単語にも、古典的名著、連想暗記術という本がありましたが、あれも語呂合わせで覚えるものです。

語呂合わせは、言葉を覚えるまでは多少の苦労はありますが、いったん覚えると、ずっと覚えていたり、忘れていたはずなのに、最初だけ思い出すと全文、思い出せたりします。

それはなぜでしょうか。

なぜ、語呂合わせが効果があるのか

たとえば図書館にある、ある本を探すとしたら、どうしますか?

いきなり、本を一冊一冊、図書館の端から探していく・・・。

しませんよね。

たぶん、ジャンル(推理・ファンタジー・歴史など)、作者、などでコーナーを探していくと思うのです。

このように本にの背表紙にあるようなラベルがあり、この情報をもとに探すと速いですよね。

語呂合わせとは、ズバリ、お子さんの漢字の記憶に、ラベルをつける取り組みです。

すると、語呂合わせの言葉がラベルの役割を果たし、次々と関連するその漢字の情報が思い出されてくるのです。

逆に言えば、漢字が覚えられない子の漢字の記憶情報には、このラベルがついていないわけです。

漢字の学習方法として、語呂合わせカードの優れた点

漢字語呂合わせカードを作成しました。

正直、語呂合わせのセンスはイマイチのものもあるのですが(笑)。

優れた点は、裏表のカードにすることにより、語呂合わせをヒントに、次のようなステップが踏めることです。

  • 語呂合わせの文を見ながら、漢字を連想し、書いてみる。
  • 語呂合わせを、支援者が読み上げ、それを聞きながら書く。※カルタのように使ってもOK 
  • 語呂合わせを覚えて、漢字を書く。

ちなみに、この過程で、語呂合わせを覚えなくても漢字を覚えた子には、無理に覚えさせる必要はありません。 

また、全部、この方法を用意するのは難しいので、基本は、覚えられない漢字の時に語呂合わせを考えるようにしています。

どのような優れた学習方法も、それにとらわれず、必要に応じて臨機応変に用いてこそ、効果があります。

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投稿者プロフィール

内田 雄二
内田 雄二
発達障がいの子どもを天才に輝かす専門家。
上郷個別教室GIFT代表。

今まで直接教えてきた生徒は2000名以上。認知能力トレーニングと支援教材という、独自の手法で、発達が気になる子ども達の能力開発を行っている。

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