10の補数と算数の繰り下がりの計算の関係

合計すると10になる数の関係を補数と言います。

10の補数は

1と9、2と8、3と7、4と6、5と5、です。

 この10の補数の関係に習熟していないと、繰り下がりの計算が苦手になるという研究があるようです。

たとえば、

32-7、という繰り下がりの計算を行うとします。

2-7はできないので、10の位から10を借りてきます。

その時に、10-7は3(これが補数)。

その3に2を足すので、1の位は5。

答えは25となります。

10の補数マスターカードゲームとは

そこで、算数の苦手意識が強い子用に、ゲームを考えてみました。

 10の補数(足したら10になる組み合わせ)を、神経衰弱でマスターします。

1~10の数字が書かれた赤と青のカードを別々にシャッフルし、場所を分けて裏にして並べます。

そして、青と赤と合わせると10になるような組み合わせで取れるように、神経衰弱で遊んでいきます。

10の補数が自信がない子には、「10をつくろう」の表を渡します。

勝ち負けが苦手な子には、カードの色をそろえれば、ババヌキにして遊ぶのもいいですね。

ババヌキは負けることに慣れるのに、ハードルが低いゲームで、SST的要素があると思います。

 応用編! 好きなキャラクターと補数を組み合わせる

 先日、このカードの裏に、生徒の好きなキャラクターの写真(仮面ライダー)をはったところ、たちどころに覚えてしまいました。

例えば、8と7のカードの裏には、仮面ライダー、2と3のカードの裏には主人公の俳優さんという感じです。

感情と記憶の脳番地は近く、連動していると言われ関係の、こういった小技で脳を刺激するのも有効です。

他にも電車好きの子には、電車種類ごとに、補数の関係のカードに半分ずつ、鉄道の種類ごとに写真をはり、正しいものどうしを組み合わせると、電車が完成! などもできます。

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投稿者プロフィール

内田 雄二
内田 雄二
発達障がいの子どもを天才に輝かす専門家。
上郷個別教室GIFT代表。

今まで直接教えてきた生徒は2000名以上。認知能力トレーニングと支援教材という、独自の手法で、発達が気になる子ども達の能力開発を行っている。

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