脳は鋭く研ぐことができる
大工さんは、木を切るときにはノコギリを使いますよね。
しかし、よく切れないノコギリを使っていると、作業ははかどらず、良い作品も作れません。
そんな時、ノコギリの刃を研いだらどうでしょうか。
よく切れるようになって、作業もはかどります。
勉強をする時には、脳の機能である、認知能力を使います。
そして脳も実は、ノコギリのように、鋭く研ぐことができるのです。
それが認知能力トレーニングなのです。
まずは、実際にトレーニングしたGIFTの生徒の成果をご覧ください。
これが、驚くべき、実際のトレーニングの成果
この子は支援級在籍の子です。GIFTには小1の夏に入会しました。
これは小1から小6(現在)までトレーニングした子のWISC心理検査の結果です。
小1(青)の時にIQが77でしたが、小6ではIQが94まで伸びています。
実にIQが17ポイントも伸びているのです。
WISC心理検査は、全国の子ども達の平均値と比較して評価され、数値が計算されます。
しかも、全国の子どももいろんな経験の中で成長していきます。
その子が成長していても、全国の子どもの成長スピードより低ければ、グラフは下がっていきます。
つまり、この子の数字がここまで上がっているということは、全国の子ども達の成長スピードを、はるかに超えて成長していることを意味しています。
特に、この子の場合は、知覚推理(見る力)の成長が異常とも言えるほど著しいです。
実は、小1で出会った時、この子は、ひらがなを1文字も書けませんでした。
ところがトレーニングを初めて半年もたち、知覚推理が上がってくると、この子は、一斉にひらがなを覚え、書き始めました。
練習した文字だけでなく、練習していない文字もです。
これが学習と違い、認知能力が高まった子に起きる現象です。
算数も、出会った時には、たし算はおろか、数字を逆に数えることもできませんでした。
しかし、小2に上がるころには、算数の支援はいらなくなり、小3以降は得意科目になってしまいました。
また、その子が描く自画像も、次のように変化していきました。
その後、この子は支援級に在籍しながら、一般級の授業の受けるようになりました。
そして小6の現在では、国語も算数も一般級の上位レベルの成績です。
しかも大好きな社会科は、一般級の常にトップの成績。
中学からは、親子で一般級に移籍することを決めました。
今、この子の夢は、大学に進学して歴史を学ぶことです。
もしかして、博士号を取るようになるかも知れませんね。
認知能力トレーニングの手法を一部紹介
トレーニングで認知能力が伸びるのはなぜでしょうか。
脳は、いつでも神経を伸ばして発達できるように、常に未完成の状態で保たれます。
そして、ある能力が繰り返し使われると、その能力に使われる脳の部分に流れる血液の量が増え、酸素と栄養が供給されます。
その結果、その能力を使うための脳のネットワークが強化されたり、新たに造られるのです。
これを脳の可塑性と言います。
認知能力トレーニングとは、意図的に高めたい能力に必要な活動を脳にさせることで、効率よく脳のネットワークを強化する取り組みなのです。
認知能力トレーニングの手法は、GIFTで集積したものだけでも600種類以上。
その中から、お子さんの学習のつまづきを見て細かく分析し、必要なトレーニングを選んでいきます。
その中から、ほんの少しだけ動画で撮影したものをご紹介します。
注意・集中力
見る力
聞く力・記憶する力・考える力
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