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集中力が続かない子は、できなそうな見通しが立っている

 集中力が続かず、気が散りやすい子は多いですよね!

特にADHD傾向のある子などは、好きなことにはものすごく集中するのに、勉強になった瞬間、集中できなくなることはよくあります。

もし、そういった子が、上記のような課題に取り組むとしたらどうでしょうか。

問題数が多いと、それだけで、できない見通しが立ってしまいます。

最初から、取り組めないか、取り組んだけれども集中できずに、途中でドロップアウトするかも知れません。

それでは、そういった子に、できそうな見通しを持ってもらうには、どうしたら良いでしょうか

集中力のない子に効果のある、超シンプルな支援方法

 そこで、驚くほど超シンプルな支援をします。それは・・・

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  • 紙を、課題ごとに切り離す。
  • そして、今、取り組む課題以外は見せない

です。

集中力が続かない子は、いくつも課題があるのを見ると、「最後までやれない」という見通しが立ってしまいます。

すると、やる気もなくなり、集中力がなくなっていきます。

でも1問だけなら、できそうな気がしませんか。

それが、その子の見通しになり、集中力を上げます。

結局、他の2問もやるのですが、印象も全然違い、意外と最後まで取り組めたりします。

この方法は多動傾向のある子にも有効

また、この方法は、ADHDの多動傾向のある子に、とても効果があります。

多動傾向があると、次々と注意が移る(目移りする)、注意の転動性が起きてしまうからです。

このような子には、今、取り組む課題のみ、目に入るようにするのが効果的なのです。

この方法は落ち込みやすい自閉症スペクトラムの子にも有効

また、この支援は、できなかった時に落ち込む子にも有効です。

特に、自閉症スペクトラムの子に、この傾向の子が多いです。

自閉症スペクトラムの子は、いったん落ち込むと、どんどんネガティブワールドに思考ははまってしまい、抜けられなくなります。

これを、思考の「反芻」と言います。

そういった子には、できなかった問題はすぐに隠してしまい、その子の目に入らなくするのが有効です。

そうすることで、気持ちを切り替えやすくします。

問題を切り離してあるなら、それができますよね。

こういう、一見単純で、シンプルな支援ほど、実際に有効で、いろんな場面で応用できます。

そして、こういう小さな支援を組み合わせて大きな効果を生むことができます。

短い時間でプログラムを切り替えるのも有効

ADHD傾向のある子は、飽きっぽいです。

ADHD傾向のある子は、常に新しい刺激を求めるからです。

ですので、同じ取り組みを続けていると、集中力が続かなくなってしまいます。

そこで、次のような工夫をします。

<例> <改善前> 算数40分 国語40分

    <改善後> 算数20分 国語20分 算数20分 国語20分

このように、同じ取り組みをするのでも、短い時間に区切り、内容を切り替えてやると、集中しやすくなります。

ADHD傾向の子は、例えるなら、短距離走選手。

短い距離を全力で走るのが、力が発揮できるのです。

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投稿者プロフィール

内田 雄二
内田 雄二
発達障がいの子どもを天才に輝かす専門家。
上郷個別教室GIFT代表。

今まで直接教えてきた生徒は2000名以上。認知能力トレーニングと支援教材という、独自の手法で、発達が気になる子ども達の能力開発を行っている。

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