スリーヒントクイズカードは衝動性を抑えるトレーニングに最適

ADHD傾向のある子は、なかなか待ったが効かない傾向があります。

「じゃあ、これからゲーム(トレーニング)の説明をするね」

「うん」

「まず、最初に・・・」

「あっ、分かった!」 もう、触っている(笑)

そんな子にはスリーヒントクイズがとても有効です!

なぜなら、正解するためには最後まで聞く必要があるからです。

楽しみながら、衝動性を抑える練習ができるのです。

親子で行います。

スリーヒントクイズカードの遊び方

まずは基本ルールです。

  • カードをお互い見えないように1枚とります。
  • 自分が持っているカードについて、3つヒントを考え相手に伝えます。
  • これを交互にやります。

これに、次の衝動性を抑えるためのルールを追加して行います。

衝動性を抑えるための追加ルール

次のルールを事前に加えることで、衝動性を抑えるとは具体的にどうすることか、子どもにとって明確になります。

  • ヒントを聞いて答える側は、必ず、3つヒントを聞き終わってから、答える
  • ヒントを出す側は、3つのヒントを全部思いついてから、相手に伝える。

 (考えながら、伝えてはいけません)

衝動性が強い子は、まず①をやると、答えが分かると、最後まで聞かずに答えてしまいます。それをこらえる練習です。

更にメタ認知のトレーニングもできる

 ②は更に難しく、思いついたらすぐ言いたくなる行動を抑える部分と、メタ認知能力のトレーニングも兼ねています。

メタ認知とは、自分がどう考えているのか、客観的に把握する力です。

今回の例で言えば、自分がいくつまでヒントを出したのか把握する力です。

メタ認知が育つことで、より衝動性を抑えることができます。

また、これが育ってくると、ヒントの出し方も、答えを特定しづらいヒントから、順番を考えて出題するなどに変化していきます。

つまりメタ認知が発達することでプランニング能力も育ってきます。

 まずは①から行い、それができてきたら②に進んでも良いです。

 私は絵カードを使っていますが、文字だけのカードを使っても良いと思います。

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投稿者プロフィール

内田 雄二
内田 雄二
発達障がいの子どもを天才に輝かす専門家。
上郷個別教室GIFT代表。

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