算数の文章題が苦手な本当の理由

さて、算数の指導の場面で、計算はできるけれど、文章題になると苦手という子は多いですよね。

文章題が難しい子を見ると、共通の傾向があります。

それは、文章題の中に出てくる数字の意味と、他の数字との関連性を理解するのが苦手であることが非常に多いのです。

例えば

<問題> 50円のアメを6こと、110円のジュースを3本買いました。いくらでしょうか。

という問題を解くとします。

すると、文章題の苦手な子は、極端な例だと

50+6+110+3 というような計算をしたりするのです。

これは、それぞれの数字の持つ意味を理解できず、関係性を理解するのが苦手だからです。

そこで、情報の意味を理解し、他の情報と関連付けて考える練習をするトレーニングを考えました。

それが、インタビューマッピング練習です。

インタビューマッピング ゲームとは

インタビューマッピングとは、質問による情報集めと、マインドマップを簡略化したものを組み合わせたゲーム形式の取り組みです。

写真の例で言えば、〇の中の動物が何なのか当てるために生徒が質問し、指導者が〇×で答えるというものです。

例えば生徒が「その動物は肉食ですか」と聞いてきたら、答えが「ぞう」なら指導者は「×」とだけ答えていきます。

生徒の質問によって集まった情報を指導者はマッピング形式に記録していきます。

生徒はこのマッピングから情報を関連付けて、推理し、答えを当てていくというものです。

<例> 

Q肉食 × Q大きい 〇  Q動物園にいる

この情報を関連付けていくと、動物園にいる大型の草食動物と分ります。

 〇の中の言葉を当てるためには、当てずっぽうに質問をしていてもダメで、答えを絞り込んでいくような質問をする必要があるので、プランニングのトレーニングでもあります。

 これは、数学で言えば、証明問題を解くときに必要な考え方です。

また、将来、仕事や人生において、自分にとって必要な情報を得たり、それを手に入れるために、どんな方法や手順が必要か考える時にも、必要な思考方法の練習となります。

また、何よりゲームなので、楽しく取り組めます。

作文にも応用できる

作文を書くには、文章を構成する、様々な題材(アイディア)が必要です。

この題材がある程度あれば、それを組み合わせて文章を考えていくことができます。

そのような作文のトレーニング方法に興味がある方は、こちらの動画をご覧下さい。

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投稿者プロフィール

内田 雄二
内田 雄二
発達障がいの子どもを天才に輝かす専門家。
上郷個別教室GIFT代表。

今まで直接教えてきた生徒は2000名以上。認知能力トレーニングと支援教材という、独自の手法で、発達が気になる子ども達の能力開発を行っている。

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